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講演会

2011年度 東海体育学会講演会

11.6.16更新
企画委員会委員長 石田直章

企画委員会は、本年度も「東海体育学会講演会」を以下の要領で計画致しました。南アフリカの高地に於けるFIFAワールドカップが好成績で終了し、その事前トレーニングや、高地・低酸素下のトレーニングそのものにも関心が集まっております。講演会では、この分野の専門的研究を進めてこられた2人の先生に御講演頂き、現時点での研究の到達点や、実践報告をお聞きし、共通の財産にしたいと考えております。皆様ふるって御参加下さい。

1.開催日時 2011年7月2日(土)  14:00〜16:00
2.参加費は無料。どなたでも参加可能です。
3.場所   名城大学天白キャンパス N−202教室
4.演題

2010FIFAワールドカップの実践で証明された高地トレーニング(高所・低酸素トレーニング)の効果
講演1:高所・低酸素トレーニングの概念と現状
演者:片山敬章 名古屋大学総合保健体育センター 准教授

高所・低酸素トレーニングは,平地環境における持久的パフォーマンスの向上を目的として,数多くのアスリートにより用いられてきました.この高所・低酸素トレーニングは,身体トレーニングによる能動的な効果に,低酸素環境に対する適応の受動的効果(低酸素馴化)を加えることでパフォーマンスをより改善しようというものです.しかしながら,低酸素環境では絶対的なトレーニング強度の低下や急性高山病の発症など,必ずしも有益な影響ばかりではありません.そのため,低酸素環境による負の影響を減らしつつ,トレーニング効果を得るような方法が考えられてきました.今回のセミナーでは,高所・低酸素トレーニングの概念と現状についてご紹介したいと思います.

講演2:2010FIFAワールドカップ日本代表チームに帯同して―高地対策とコンディショニング―
演者:杉田正明 三重大学教育学部 教授

2010FIFAワールドカップは,高地での会場が主となった南アフリカで2010年6月に開  催されました.2月に岡田武史監督から要請を受け,高地対策の専門家として,6月29日のパラグアイ戦終了まで「高地対策」およびコンディショニングに関して,スポーツ医科学的なノウハウに基づくサポート活動を40日間にわたり日本代表チームに帯同して実施しました.その成果がW杯南アフリカ大会での16強入りに結びついたということができます.そこでの取り組みを舞台裏も含めてお話しさせていただく予定です.

なお、講演終了後(17:00〜19:00)に懇親会を行います。
会費は2000円です。事前申込は不要です。当日申込み下さい。